◆◇突撃20の質問【エルト編】◇◆ 【01.貴方のお名前とその由来は?】
◆「おっす!オレアサト!今からエルトさんに突撃取材するぜ!オラわくわくしてきたぞ」
◇『……俺は微塵もわくわくしないんだが、帰っても良いか』
◆「ええええっ!!ま、待て待て帰ろうとするんじゃねーよ。こっちだって頑張ってテンション上げてんだぞ」
◇『…ならさっさと始めるがいい。あまり答えたくないが』
◆「いきなり帰りたいオーラ全開ってお前…。1回目なのに前途多難だな」
◇『ならば俺以外の人間を選べば良かったろう』
◆「だって50音順だから。オレ除く」
◇『………(身も蓋も無い)』
◆「…ってーことで、まずは名前から聞かせて貰おうかな。あと由来」
◇『……エルト=シルヴァンスだ。由来は特に無い』
◆「あれ?何かエルフ語の本名が由来とか言ってなかったか」
◇『…由来というか、エルフ語の名前から呼びやすいように縮めてあるのが今の名だ。
エルフ語の方はまず使わんが、意味は…「燃える星、赤い星」といったようなものだ』
◆「へー。なんかちょっとカワイイ響きの名前だったよな」
◆「気にしてたのか…」
【02.性別、生年月日、年齢、血液型は?】
◇『…性別は男。生年月日は師の月1日。年齢は140~50。血液型は知らん』
◆「年齢が曖昧だなあ。ちょっと分かるけどよ。めんどくさいんだよな、数えるの」
◇『計算をすれば分かるんだがな。途中からいちいち覚えておくのが面倒になってきた』
◆「オレも。まあ『100歳越えたら同い年』って言うし、細けーことはいいよな、別に」
◇『……初めて聞いた諺なんだが。まあ…概ね同意する』
【03.出身、家族構成は? ご職業などあればそれもどうぞ。】
◇『出身国はエストニア。街の名はロサ。…家族は、娘のシェリス一人だな。 職業は冒険者、といった所か』
◆「そういやエルトもエストニア出身だったっけか。パーティ内での役割は魔術師兼参謀、ってとこだな」
◇『ああ。お前もエストニアだったな。…まあ、今更そこに帰る場所も無いが。
…どちらかと言えば、俺にとってはリューンの方が故郷に近く感じる事が多い気はするな』
【04.身長、身体的特徴、服装は? 写真などがあればそれもどうぞ。】
◆「タッパはあるよなあ。180cmくらいか」
◇『…おそらく180強、という所だ。
…特徴らしい特徴と言えば、左右で目の色が違う事くらいか』
◆「オッドアイってやつだな。オレは見慣れちまったが、改めて見ると珍しいなあ。
……そういえば」
◇『何だ』
◆「オレ、エルトがそのローブ以外の服着てるの見たことねーんだけど」
◇『……同じような物を何枚か持っているだけだ。別に洗っていないわけじゃない』
◆「…いや、そこは別に疑ってないけど。でもせめて夏くらいは衣替えしろよな。暑苦しいから」
【05.長所・短所は?】
◇『……と言われてもな。中々自分の事を答えるのは難しいものだ』
◆「長所かあ…やっぱり、参謀の名に恥じない頭の回転の速さ、ってとこじゃねーか?魔法にも一番明るいし。
背は高いし、_冷静沈着だし、あと_秀麗。…………チッ!!!」
◇『……舌打ちのような物が聞こえた気がしたんだが』
◆「別に。
短所……そうだな、短所はぶあいそな所かな。たまにはこう、にこやかな笑顔で―― いや、好感度アップ要素を増やしてどうする。
うおお……駄目だ…どうすりゃいいんだあ……」
◇『……何をどうするのかは知らんが、早く進めてくれ…』
【06.趣味・特技などは?】
◆「ご趣味は?」
◇『読書だ』
◆「………。無難だ。無難すぎる。
もっとこう、パンを尻にはさみ右手の指を鼻の穴に入れ左手でボクシングをしながら「いのちをだいじに」と叫ぶくらいしろよ、この秀麗野郎」
◇『お前がやれ。』
【07.好き・嫌いな食べ物は?】
◇『…肉や甘い物はあまり好んで食べようとは思わんな』
◆「ははあ、おっさんだから胃にもたれるんだろ?」
◇『……何か、先程からお前の発言に悪意を感じるんだが、俺の気のせいか』
【08.好きな人のタイプは? 恋人や気になる相手がいる方はそれもどうぞ。】
◇『……特に語る事は無い』
◆「別に思い出話でもいいぜ」
◇『無い』
◆「なんだよ、マリ……」
◇『<黙れ>』
◆「―――!!?(封言の法!?)」
【09.自由問題(1) これだけはやばかった!っていう依頼は?】
◆「……ノータイムで魔法撃ってくるのやめろよな。抵抗する暇がなかっただろ」
◇『基礎の魔術だからな。詠唱の短縮は比較的容易だ』
◆「そーいうこと言ってるんじゃ…ってまあ、悪かったよ。オレが悪うございました。
つーわけで次の質問はコレ!ジャン!」
◇『…死にかけた事なら何度か。
例えば、木の葉通りの連続殺人事件。下手をすれば身体の内部からドロドロに溶かされて死ぬところだった』
◆「こ、怖っ。なんでそんなことになったんだよ」
◇『囮捜査の一環…というところか。…あの時の仲間が絶妙のタイミングで『犯人』を解き放ってくれなければ、死んでいた。
あとは、そうだな…地下墳墓で打ち倒した死霊の王に取り憑かれた事もあったし、藍色の針で記憶をすり替えられかけたりもしたか。
他にもありそうな気がするが……』
◆「……お前さあ、けっこう酷い目にあってるよな…」
【10.自分が癒しを感じる時や、至福を感じる時は?】
◇『……冬、暖炉の前で書に没頭している時間は好きだな』
◆「ああ、数時間ハーフエルフの置物になってる時がたまに……いや、よくあるよな。
図体でかいからけっこう邪魔ってことは言わねー方がいいんだろうか」
◇『いや、今言ったが。……邪魔ならその時言ってくれ、恐らく気付いていないからな』
【11.何かこだわりは?】
◇『…あまり思いつかん』
◆「……そういえば、エルトは杖を使わねーよな。なんか魔法使いって杖ってイメージなんだけど」
◇『ああ、確かに杖は持たんな…本か、剣だ』
◆「それってなんかこだわる理由があるんだろ?」
◇『こだわりという程でも無いんだがな。ただ杖だと気分が乗らないという理由だ』
◆「気分だったんだ!?それでいいのか魔法って!?」
◇『…個人や体系によって違いは有るだろうが、実体の無い魔素を具体化して、特定の要素を持った力に変えるのが魔術だからな。
想像の力は決して軽く見る事は出来ない。イメージを組み上げるのに、俺には剣や本の方が性に合っているというだけだ』
◆「へ、へえー。なんかそれっぽいな。イメージってんなら、オレもイメージしたら『炎の玉』とか使えたりすんのかね」
◇『……………。……さあ』
◆「…今、真剣に検討したろ。まだ適当にムリムリって言ってくれた方がダメージ少なかったぜ…」
【12.自由問題(2) お酒は好きですか?】
◇『…普通だ。あまり強い訳でもないし。葡萄酒やエールくらいなら飲むが』
◆「確かに、あんまり強くはねーよな。
…前に酔っぱらって別の客と一悶着あって、止めに入ったオレに魔法の矢ぶっぱなしたの覚えてねーだろ?」
◇『いや、覚えている。すまんな、あれは流れ矢だ』
◆「…必中だよな、魔法の矢って!?」
【13.今一番欲しいものは?】
◇『…特に無いが、本を何冊詰めても重くならない荷物袋は割と欲しい』
◆「実際的な願いだなあ。もっとないのかよ、金欲しいとか、家欲しいとかさ。ていうか荷物袋ってすでにそういう仕様じゃねえか」
◇『…別に。宿にいる方が依頼の確認等にも便利だしな。 それより、仕様だとかそういう発言は慎め』
◆「おっと悪い。そうだよなー、傷薬20本とか、鋼鉄の箱とか、アニキとか入ってる荷物袋なんて持ち歩けるわけねーよなー。ははは」
◇『……入っているのか、アニキが』
◆「――ああ。…いや、チラッと見えただけだからちゃんと確認はしてない。あとで一緒に見てくれよ……怖いから」
◇『……断りたいんだが』
【14.悩み事はありますか?】
◆「前髪で視界が悪いです、とか?」
◇『……否定はしない』
◆「しねーのかよ!切ればいいだろ!」
◇『それなりの理由もあってな。面識の無い者と話をする事になった場合、咄嗟に瞳の色を誤魔化せるし』
◆「ああ、なるほど。確かに見慣れない人間からすると奇異だもんな。要らん負の印象は抱かれない方がいいってか」
【15.自由問題(3) 習得している技能(スキル)について教えて下さい。】
◆「先生、お気に入りの魔法はなんですか?」
◇『…お気に入り、というか。昔から使っているのは「魔法の散弾」か。相手の数が多い場合に使い勝手が良いもんでな』
◆「おー、あれカッコイイよな。ビームぎゅんぎゅん出るやつな。しかも味方にはあたらねーっていう」
◇『…ビーム?良く分からんが、乱戦でも遠慮無く使える点では非常に心強い魔術だ』
◆「と言うことだそうです。コチラのスキルのお買い求めは、パーティお誘いあわせの上『† star dust
†』までっ!」
◇『……何処の回し者だお前は』
【16.過去「失敗した!」というエピソードと、逆に「嬉しかった!」というエピソードは?】
◇『失敗か。……確か、山賊退治の依頼を受けた時、3人の残党を洞窟に追い詰めた事があったな』
◆「……ああー、あいつらによくわかんねー宝玉の力で、全員動物に変えられちまったんだよな。
あれは確かに厳しかった」
◇『……何が厳しかったと言って、ペガサスに変化したお前を捕獲するのが厳しかったんだがな。
サリマンと二人で何度か泉に蹴り込まれた覚えがある』
◆「……えっ。そ、そうか…すまんかったな。悪気はなかったから許せ」
◇『構わん。あれは俺の失敗だ。落とし穴と言わず、思い切って殺傷力に優れた火晶石等の罠を用いるべきだった』
◆「殺害の方向に思い切るんじゃない!?……サリマンにも後で謝っとくから許してくれよ。
で……嬉しかったエピソードは?」
◇『……捕獲したあと全力で泉に投げ込んだ時は、多少気が晴れたがな』
◆「あんた悪魔ですか…」
【17.貴方があと数日で死んでしまうとしたら?】
◇『さあ。…一つアドバイスを遺すとすれば、お前達は新しい魔術師を探した方が良いだろう』
◆「…っておいおい。ベクトルずれてんな。なんかやりたいこととかねーのかよ」
◇『特に無いな。その時の状況にも寄るが』
◆「…しょうがねえなあ。じゃ、オレがお別れパーティを開いてやるよ。
エルトの葬式で酒が飲めるぞ~♪酒が飲める飲めるぞ~酒が飲めるぞ~♪ってな!」
◇『そいつは有り難い。ならば礼にお前を祟るとしよう』
◆「…め、目が怖い。うそです、冗談です、祟らんといて!」
【18.この世で一番大切なものは?】
◇『…さて。大事な物はあまり持っていないんでな』
◆「ほう。じゃあ多少は持ってるんだな。それが何なのか教えてもらおうか」
◇『…断る』
◆「……くっ、言うと思った。このままではインタビュアーとしてのオレの力量が疑われてしまう。
なんとしても教えてもらおう。…ヒント!ヒント!」
◇『下手くそか。別に失うような評価も無いだろう。断る』
◆「…ちぇっ。言うの恥ずかしいだけだろ、絶対」
【19.自分を生み出した作者に一言!】
◇『特に無い』
◆「オーケイ。んじゃ最後の質問だ!」
【20.最後に、読者の皆様へ!】
◇『…詰まらない内容で悪かったな。次回が有るようだから、次に期待をすれば良いんじゃあないか』
◆「…って、次シェリィだろ。ハードル上げてやるんじゃねえよ。そんじゃまた来週!」
質問はこちらよりお借りしました(現在はサイト消失しているようです)
http://k-asato.hp.infoseek.co.jp/index.html
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